2026-10-08
弘大皮膚科|色素治療はピコトーニングだけで十分なのでしょうか?
色素治療はピコトーニングだけで十分なのでしょうか。シミ・肝斑・黒あざ・そばかすなど色素の種類によって治療法は異なるため、まず肌の状態を確認することが大切だと、ナイン医院弘大店のイ・ゴウン院長が解説します。

こんにちは。
ナイン医院 弘大店のイ・ゴウン院長です。

「シミが多いのですが、ピコトーニングだけ受ければいいのでしょうか?」
「肝斑もあれば黒あざもあるのですが、同じレーザーで治療するのですか?」
最近は色素治療を検索すると、ピコトーニングという名前によく出会うため、色素治療そのものをピコトーニングと似たものだと考える方も多くいらっしゃいます。
ただ、実際の診療では少し違う視点で見ています。鏡を見て「シミ」と呼んでいるものの中には、肝斑、黒あざ、そばかす、太田母斑、炎症後色素沈着など、さまざまな色素が含まれていることがあるからです。
同じ茶色に見えても、すべて同じ種類の色素とは限りませんし、一つの顔に肝斑と黒あざが同時にあるケースもあります。そのため、どのレーザーを使うかを決める前に、現在の肌にどのような色素があるのかをまず確認することが重要です。
今日は、色素治療について多くの方が誤解されやすい点を中心にお話しします。
シミが多いからといって、すべて同じ治療をするわけではありません
「顔にシミがたくさんあります」とおっしゃる方の肌を詳しく見ると、実際には複数の問題が混在していることが多いです。
頬骨のあたりには肝斑が広く広がっている一方で、その間に黒あざが見られることもあり、鼻や頬にはそばかすが混ざっていることもあります。ニキビがあった場所には、茶色いあとや赤いあとが一緒に残っている場合もあります。
患者さんの目にはどれも肌をまだらに見せる「シミ」に映りますが、治療する側としては一つひとつを分けて考える必要があります。

たとえば、肝斑は一つの点のように見えるよりも、頬骨や額などに広く、不規則に広がっていることが多いです。一方、日光黒子は周囲の肌と比べて、比較的はっきり区別できる個別の茶色い斑点として現れることが多くあります。
そのため、単に色が濃いからといって強いレーザーを使ったり、シミが多いからといって一つの治療を繰り返したりするような進め方はしていません。
ピコトーニングを続ければ、すべての色素がなくなるのでしょうか?
ピコトーニングも、色素治療でよく活用されている方法の一つです。顔全体に広く広がっている色素や肌トーンの管理に、肌の状態に応じて取り入れることができます。

ただし、ピコトーニングを繰り返せば顔にあるすべての色素が同じように改善するわけではありません。
肝斑のように広く広がった色素を管理することと、黒あざや老人性色素斑のように一つひとつはっきりと見える病変を治療することは、アプローチが異なる場合があります。そばかすや太田母斑のように、色素の位置や特徴が異なる場合も同様です。
そのため、トーニングを続けていらっしゃる方の中には、「全体的に肌トーンは良くなったのに、このシミはなぜそのままなのでしょうか?」とおっしゃる方もいます。
このような場合は、トーニングの回数を単純に増やすよりも、残っている色素が最初からどのような種類だったのかを改めて確認することが必要なことがあります。
茶色い色素だけを見るわけではありません

色素のお悩みで来院される方を見ると、実際には茶色いあとだけではないケースも多くあります。
シミの間に赤みが見られたり、ニキビが治った跡に茶色い色素沈着と赤いあとが同時に残っていたりする場合もあります。
患者さんにとってはどれも「あと」のように見えるかもしれませんが、治療の際には茶色い色素と赤みを分けて考える必要があります。
このような場合には、エクセルVのように赤みやニキビ後の赤いあとなど、血管性の問題も一緒に確認できるレーザーを治療計画に含めることもあります。
結局、「顔がまだらに見える」という一つのお悩みの中でも、実際の原因は複数あることがあります。そのため、色素だけを治療すべきか、赤みも一緒に管理すべきかを確認する過程も重要です。
色素治療に複数のレーザーが必要な理由は?
色素治療にさまざまな種類のレーザーがあるのには理由があります。色素ごとに位置や形、深さが異なり、治療の対象も少しずつ異なるからです。
たとえば、黒あざや老人性色素斑のように比較的はっきりと見える病変には、リパットレーザーのように該当する色素を選択的に治療する方法を検討することができます。
そばかすや細かいシミ、太田母斑のような色素には、ザ・ルビーQのようなルビーレーザーを肌の状態に応じて活用することができます。
反対に、顔全体に広く広がったシミのように、一つか二つの病変を取り除くのではなく、全体的な色素を継続的に管理する必要がある場合には、ピコトーニングやVRMトーニングのようなトーニング方法を検討することもあります。
結局、黒あざを治療する方法と肝斑を管理する方法、そばかすや太田母斑を治療する方法がいつも同じになるわけではありません。レーザーごとに役割が違うのはそのためです。
とはいえ、複数の種類のレーザーを一度に多く受けたほうが良い治療になるという意味ではありません。大切なのは、現在の肌にどのような問題があるのかを最初に見分けることです。
肝斑が主な問題なのか、別に治療すべき黒あざや老人性色素斑があるのか、そばかすや細かいシミが一緒にあるのか、太田母斑のように異なる深さの色素があるのか、赤みや赤いあとを伴っているのかを一つずつ確認した上で、必要な治療を選んで適用することが重要です。
時には複数の問題を同時に治療することもありますし、肌の状態によって治療の順番を分けたり、一つの問題を先に治療して経過を見たりする場合もあります。
したがって、私が考える「複合的な色素治療」は、多くのレーザーを使う治療ではなく、一人の肌に存在する複数の問題を見分け、それぞれに合った方法を選ぶプロセスに近いものです。
弘大皮膚科 ナイン医院が考える色素治療の出発点
ナイン医院 弘大店には、リパットレーザー、ザ・ルビーQ、レブライト、VRM、エクセルVなど、色素治療に活用できるさまざまな機器があります。

ただ、私は機器の数そのものよりも、選択肢が複数あることを重要に考えています。一つのレーザーですべての肌を治療するのではなく、現在の肌に見られる色素の種類や分布、赤みの有無などを確認し、必要な治療を選ぶことができるからです。
実際の診療でも、肉眼で色素の形や分布を直接確認し、マークビューで撮影した写真を通して色素の状態を見ることを参考にしています。
その上で、どの色素から、どの方法で治療するかを計画します。結局のところ、レーザーの選択は診断の次の段階なのです。
色素治療は何回で終わるのでしょうか?

これも色素の種類によって異なります。
黒あざのように一つひとつの病変は、その部位を治療した後に経過を確認する方法で進められる一方で、肝斑のように複数の要因の影響を受ける色素は、継続的な管理が必要な場合があります。
特に肝斑は紫外線や生活環境などの影響を受けやすいため、治療と並行して継続的な紫外線対策も重要です。
そのため、色素治療では「何回受ければ終わりますか?」よりも、「どの色素を治療しているのか?」を先に考えることをおすすめします。
おわりに
「色素治療はピコトーニングを受けるだけでいいのではないですか?」
本日の内容を一文でまとめると、ピコトーニングも色素治療に活用される重要な方法ですが、すべての色素を一つのレーザーだけで治療するわけではない、ということです。
肝斑のように広く広がった色素と、黒あざや老人性色素斑のように一つずつ見える色素、そばかすや太田母斑のように特徴の異なる色素は、それぞれ治療方法が変わることがあります。赤みやニキビ後の赤いあとが一緒にある場合は、色素だけでなく赤みも合わせて確認する必要があるかもしれません。
ですから、弘大皮膚科で色素治療を調べていらっしゃる方には、「どのレーザーが一番良いのだろう?」を先に悩むよりも、「今の私の顔には、どのような色素と肌の問題が一緒にあるのだろう?」を先に確認していただきたいと思います。
それを十分に確認し、それぞれの問題に合った治療法を選ぶこと。それが色素治療の出発点だと私は考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「私たちは毎瞬間、あなたがより美しくなることを願っています。」
ナイン医院 弘大店
イ・ゴウンでした。


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よくあるご質問
ピコトーニングだけを受ければ、色素はすべてなくなりますか?
いいえ、ピコトーニングを繰り返しても、顔のすべての色素が同じように改善するわけではありません。黒あざや老人性色素斑のように一つずつはっきり見える病変は、アプローチが異なる場合があります。
色素治療でレーザーが複数ある理由は?
色素ごとに位置や形、深さが異なり、治療の対象も異なるため、複数の種類のレーザーがあります。たとえば、黒あざや老人性色素斑にはリパットレーザー、そばかすや太田母斑にはザ・ルビーQなどを、肌の状態に応じて検討することができます。
ピコトーニングはどのような色素に活用されますか?
顔全体に広く広がった色素や肌トーンの管理に、肌の状態に応じて活用できます。色素治療でよく使われる方法ですが、黒あざやそばかすのように位置や特徴が異なる色素は、治療方法が変わることがあります。
色素治療は何回受ければ終わりますか?
回数は色素の種類によって異なります。黒あざのような個別の病変は治療後に経過を確認する方法で進められますが、肝斑は紫外線や生活環境などの影響を受けるため、継続的な管理が必要な場合があります。
色素治療では赤みも一緒に確認しますか?
はい、赤みやニキビ後の赤いあとが一緒にある場合は、色素だけでなく赤みも確認します。このような場合には、エクセルVのように血管性の問題を確認できるレーザーを治療計画に含めることもあります。
色素治療の前には何を確認しますか?
色素の形や分布を肉眼で直接確認し、マークビューで撮影した写真を参考にすることもあります。その上で、どの色素からどの方法で治療するかを計画します。